プレイヤーの心得
「メイガスソウル」に、PBWのプレイヤーとして参加する方向けに、プレイングの書き方をご紹介します。
※シナリオによって、主催するライターからの指示がある場合はそちらを優先してください。
プレイングにはなにを書けばいいか?
プレイングとは、シナリオに参加するとき、参加するキャラクターの行動などを文章で表現したものです。
プレイングの内容は自由ですが、以下のようなことを書かれることをおすすめします。
- ・キャラクターはOP(オープニング)で提示される状況に対してどう思ったか
- ・キャラクターは何を目的にして行動するか
- ・キャラクターは具体的にどんな行動をとるか
プレイングを書くための第一歩は、シナリオのOPを読むことです。キャラクターになりきって、OPの場面を想像してみましょう。また、ライターからのコメントにはプレイングのヒントがあることもあります。
どうしても上記のような形でうまくまとめられない、という人は、
- ・ノベルの中でどんなふうに描写されたいか
という観点で考えてみましょう。
プレイングには決まった書式はありません。箇条書きでもいいですし、要素ごとに短文をまとめてもいいですし、キャラクターのセリフ形式でも構いません。
書式に関して注意すべきことがあるとすれば、プレイングは「ライターが読む」ことを忘れないことです。せっかくのプレイングも、理解してもらえず、意図どおり伝わらないのは残念なことです。「他人が読むことになる文章」であるという点を意識して、書いたプレイングを読み直してみましょう。
良いプレイングとは?
より良いプレイングとはどういうものでしょうか? ライターによって考え方は違うかもしれませんが、PBWが、参加者全員でひとつの物語をつくってゆく遊びだと考えるなら、以下のような順で考えるとよいと思います。
(1)グッドショウ~ほかの参加者が楽しめるプレイング~
そのプレイングによって、あなた以外の参加者全員が楽しめるノベルになると思われるプレイングは良いプレイングです。そのプレイングを書いたプレイヤーの方だけが楽しめるのではなく、他のプレイヤーや、参加者でないがノベルを読んだ読者がどう感じるかを考えるのがポイントです。
他人の感じ方や気持ちを想像するのに、100%の正解は難しいのですが、なるべくトライしてみてください。
なにが楽しいか、ということは最終的には主観ですから、そのシナリオを主催するライターに決定権があります。どうしても自分と感性が合わないな、と思えば、そのライターさんとはシナリオに参加する以外の方法で遊べばいいと思います。
(2)グッドアクト~キャラクターをよく表現しているプレイング~
そのプレイングを採用することで、キャラクターの個性や魅力がより発揮されると思われるプレイングは良いプレイングです。PBWはロールプレイングゲームですので、自分のキャラクターを「ロールプレイ(演技)」することは必然です。
ただし、グッドアクトは、グッドショウより優先されません。
そのキャラクターらしいとあなたが考える行動でも、他の参加者が楽しめないかも、と思えば、避けたほうが正解です。
自分のキャラクターのイメージや設定に反する行動をどうしても書けない人は、PBWにはあまり向いていないかもしれません。キャラクターとプレイヤーは異なる存在であっても、キャラクターの言動には、プレイヤーであるあなたが責任を持たなければならないからです。
(3)グッドウェイ~状況的に妥当なプレイング~
シナリオ内の状況において、適切な行動を表現したプレイングは良いプレイングです。戦闘シナリオにおける的確な戦術や、交渉シナリオにおける巧みな弁舌は、相応の評価をもって描写されるはずです。
また、キャラクターはその状況下で自分の意思をもって生きているのですから、ほかに理由がなければ合理的な思考・行動をとるはずです。
ただし、グッドウェイは、グッドアクトより優先されません。
合理的とあなたが考える行動でも、キャラクターらしくないかも、と思えば、避けたほうが正解です。
プレイヤーのマナー
PBWのライターをやるのは、決して楽な役割ではありません。
プレイヤーは、ライターの善意とホスピタリティのもとで、シナリオに参加しているのですから、どんな場合も、ライターに対する感謝と敬意を忘れないでもらえればと思います。
シナリオの結果や成果物に納得・満足がいかない場合もあると思います。
そんなときは、あなたのキャラクターのことがうまく伝わっていなかったことが原因であることが多いです。次回以降、プレイングの書き方を研究してみましょう。
ライターと好みが合わず、どうしようもないこともあります。それはどちらが悪いというものでもありませんので、PBW以外の遊び方をされることをおすすめします。