基本的なゲームの流れ

TRPGの実際のプレイ(セッション)はどんなものかを見ていきましょう。TRPGはその名のとおり、会話(トーク)によって進行していきます。TRPGの基本的な流れは、次のようなものです。

1.ゲームマスターが状況を説明する
2.プレイヤーが、自分のキャラクターの反応・行動を宣言する
3.ゲームマスターが宣言に対して「判定」を行う
4.その結果を踏まえて、状況が変化・展開する

この1~4をくりかえすことで進んでいきます。進むというのはゲームとしてもそうですし、ゲームによって描かれる物語が進んでいくという意味でもあります。

順に、詳しく見ていきましょう。

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1.ゲームマスターが状況を説明する

ゲームマスターは、ゲームの中、物語の世界において、今、なにがどうなっているのかを、口頭で説明します。

パソコンゲームなどと違って、TRPGにはグラフィックもサウンドもないため、参加者はゲーム内の出来事については想像力でイメージを共有するしかありません。(ゲームマスターが工夫して、イラストやBGMを用意する場合もありますがあくまで補足的なものです)

TRPGをよく知らない人は、ここは理解しづらいところかもしれません。それって本当に面白いの?と思う人もいるでしょう。けれど、私たちは普段から、人の話を聞いてその状況を想像するということは普通にやっているはずです。SNSも多くは文字でのやりとりですし、落語や怪談など「語り」が芸域に達したものもあります。

ゲームマスターはプロの落語家ではないですが、話をよく聞いて、想像してみましょう。このとき、わからないことがあれば質問してもいいですし、プレイヤーから「そこはこうなってるんじゃない?」「それってこういうことかも」とアイデアを出してもいいのです。

TRPGは想像力の遊びです。互いの想像力を持ち寄って、物語の世界を共有しましょう。

2.プレイヤーが、自分のキャラクターの反応・行動を宣言する

次に、プレイヤーは、その状況に対して、自分のキャラクターがどんな反応をするか、そしてどう行動するかを述べます。ここでも想像力が必要です。注意したいのは、プレイヤーである自分自身と、キャラクターは違うということです。

自分ではなく、このキャラクターなら、今ここで何を感じ、何を思い、どう行動するかな?ということを想像します。つまり、キャラクターになりきる=ロールプレイをする、ということです。そして、キャラクターが何をすべきか、何ができるのかは、ルールと世界観をヒントに考えることができるでしょう。戦士のキャラクターは剣を扱えるでしょうし、魔法使いなら魔法が使えるのです。

この、ロールプレイと行動宣言が、プレイヤーがゲーム中に行うおもな行為で、TRPGをプレイすることの中心的なものです。

ロールプレイ(演技)するといっても、演劇のように演技をする必要はありません。普段の話言葉でいいので、「このキャラクターは、こう感じ、こう思って、こう行動する」と言えばいいのです。

キャラクター自身がなにか話すときは、キャラクターらしさを踏まえたセリフを考えるといいでしょう。このときも、抑揚をつけて演技として発言する必要はなくて、「キャラクターは『~』と話します」と言えばOKです。

3.ゲームマスターが宣言に対して「判定」を行う

ゲームマスターは、プレイヤーがそれぞれのキャラクターの言動を決めて宣言したら、それに対して「判定」を行っていきます。「判定」とは、プレイヤーの宣言に対して、その結果を決めるという行為です。

たとえば、キャラクターが十分なお金をもって、商店で買い物をしようとするなら、店としては売らない理由はありません。しかし、キャラクターが欲しがっている品物が、今は品切れしているという設定なら、その品物は買えなかったという結果になるはずです。品物があるかどうかは、シナリオに書かれているか、書かれていない場合はゲームマスターが判断します。いずれにせよこの結果を決められるのはゲームマスターだけです。

また、閉ざされた扉があり、キャラクターがそれを蹴破ると言ったとします。それが可能かどうかは、扉の頑丈さやキャラクターの力の強さによるでしょう。そういうときは、ダイスなどを用いて確率的に結果を決めます。ダイスを振るのは、プレイヤーが行っても構いませんが、ダイスを振るように指示するのはゲームマスターの役割になります。

4.その結果を踏まえて、状況が変化・展開する

欲しい商品を買えたかどうか、扉を蹴破れたかどうか、その判定の結果をゲームマスターは伝えます。

これにより、新たな状況が提示されたことになるので、プレイヤーはまたその新たな局面に対するキャラクターの反応・行動を考え始めます。

ゲームマスターは、プレイヤーに伝える以外にも、キャラクターの行動によって生じた変化を考えていきます。扉を蹴破った先は空き部屋でなにもなかったかもしれませんが、そのさらに向こうの部屋にいた悪党は、蹴破った音に気づいて、キャラクターの侵入に対して待ち伏せを行うかもしれません。キャラクターの行動以外の状況は、すべてゲームマスターがコントロールします。

リプレイやプレイ動画を見てみよう

プレイの実際がイメージできたでしょうか?

まだちょっとよくわからないな、という人は、リプレイやプレイ動画を見てみるといいかもしれません。

リプレイとは、プレイの様子を文字にした出版物のことです。いろいろなゲームのリプレイが出版されているので、興味のあるゲームのリプレイを見れば、実際にどのようにゲームが進行するかを読んで理解することができます。商業出版だけでなく、同人誌でもリプレイはたくさんあります。

広く遊ばれているゲームなら、一般のプレイヤーの人が、遊んだ様子をリプレイ化したものが投稿サイトや個人サイトに掲載されていることもありますので、探してみてください。

※参考:小説を読もう!|ジャンル「リプレイ」の検索結果

最近は、プレイの音声をそのまま収録したプレイ動画も、動画サイトで見かけるようになりました。こちらはさらに臨場感たっぷりに、プレイの実際がわかります。

※参考:ニコニコ動画|タグ「TRPG実プレイ動画」の検索結果

まとめ

  • -TRPGの基本的な流れは、次の1~4の繰り返し。
  • -1.ゲームマスターが状況を説明する。
  • -2.プレイヤーが、自分のキャラクターの反応・行動を宣言する。
  • -3.ゲームマスターが宣言に対して「判定」を行う。
  • -4.その結果を踏まえて、状況が変化・展開する。
  • -イメージしにくい場合は「リプレイ」や「プレイ動画」を見てみよう。
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