TRPGってなんだろう?

TRPG(テーブルトーク・ロールプレイングゲーム)の基礎知識から、はじめ方・楽しみ方までを、完全初心者にもわかりやすく解説します。

TRPGを遊ぶのに必要なもの

パソコンゲームならインストールすればすぐに遊べますが、TRPGはそういうわけにはいきません。すこし準備が必要なのです。TRPGを遊ぶには、以下のようなものが必要です。

1.ゲームマスター
2.ルールブックと道具
3.時間と場所
4.事前の準備

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ゲームマスター=ゲームの進行役が必要

TRPGは複数人で楽しむゲームですが、参加者のうち1人は、ゲームマスターと呼ばれる特別な立場・役割を担います。TRPGの1プレイ(これを「セッション」と言います)には、必ず1人のゲームマスターが必要です。ゲームマスター以外の参加者はプレイヤーと呼ばれるのが一般的です。

ゲームマスターはゲームの進行役であり、審判でもあります。また、みんなでつくってゆく物語のベースとなるもの=シナリオを用意する係でもあります。ゲームマスターは特権的な存在で、テーブルゲームにおけるディーラーに少し似ています。プレイヤーよりもやることを多いので大変ではあるのですが、そのぶん、プレイヤーにはない楽しみもあります。

ゲームマスターを務めるには、ゲームのルールと世界観をよく理解している必要がありますし、ゲームマスターの役割そのものを理解するためにも、まったくの初心者がいきなりやるのは難しいでしょう。TRPGの経験があまりない人はまずプレイヤーとして参加してみるのがいいと思います。実際、セッションを体験してみれば、ゲームマスターとはどういうものか、なにが楽しいのかも、よくわかると思います。

なお、ゲームマスターというのは総称で、ゲームよっては「キーパー」「レフリー」「ルーラー」など、違う呼び方をするものもあります。

ルールブックと道具を購入しておく

TRPGにはいろいろなゲームがありますが、現在、ほとんどのゲームは書籍の形で販売されています。そこにはおもにゲームのルールが書かれていますので、これをルールブックといい、あるTRPGを遊びたいと思ったら、まずはルールブックを買うことから始めます。

プレイするにあたって、参加する全員が購入する必要は必ずしもありません。持っていない人には、持っている人がルールを教えてあげることでプレイすることは可能だからです。

しかしルールブックには世界観についての情報など、ゲームを楽しむうえで大切なことが書かれているので、長くプレイし続けたいゲームであれば、ルールブックは購入したほうがいいでしょう。

ゲームマスター役の人はルールブックは必須です。

ルールブック以外に、道具が必要になるゲームもありますが、なにを用意すべきかはルールブックに書かれています。一般的にはダイスと筆記用具が必要で、これは原則、プレイ時に各自が持参します。ダイスは、一般的な6面ダイスのほか、多面体と呼ばれるダイスが必要になるゲームもあります(10面ダイス、20面ダイスなどです)。

専用のカードを使うゲームなどもありますが、そういうものはルールブックに付属しています。

時間と場所を確保する

TRPGは、複数人が集まって遊ぶゲームです。そのため、集まる場所を確保する必要があります。

誰かの自宅が利用できればベストですが、難しい場合はレンタルルーム(貸し会議室など)や公共の施設を利用します。ゲームショップ・ホビーショップなどで場所を提供してくれるところもあります。学生の方なら学校の施設が利用できないか調べる価値はあります。参加者だけで集中できる空間がよく、声を出すことになり、長時間かかりますから、飲食店や屋外などは不向きです。

TRPGの1プレイ(セッション)は平均すると3~4時間かかります。長い時には5~6時間を要することもあります。長丁場になりますので、適宜、休憩などを入れながら行うのがいいでしょう。

場所が確保できない場合、参加者が互いに遠方である場合など、インターネットを使ってゲームをする方法もあります(オンラインセッションと言います)。

グループ通話が可能な通話サービス(Skypeなど)や、チャットを使って行います。「どとんとふ」は、TRPGオンラインセッション専用のWebサービスで、広く利用されています。オンラインセッションは便利ですが、チャットで行う場合は通常よりもさらに時間がかかるのが難点です。途中で中断して日を分けて行うなど、工夫をする必要があるかもしれません。

※参考:オンラインセッションを始めよう!

事前準備~キャラメイクとシナリオの用意

TRPGを遊ぶためには準備が必要です。

プレイヤーは、自分のキャラクターを用意します。物語の中で自分が担当する人物を考え、設定をするということです。どんなキャラクターかはプレイヤーが自由に想像していいですが、ゲームごとに一定のルール・世界観がありますから、その範囲で作成します。

これは実際にプレイする当日、プレイに入る前に行っても構いません。1時間程度はかかってしまいますので、事前に作成しておくべきかは、ゲームマスターに確認しましょう。

ゲームマスターは、当日までに「シナリオ」を用意しておきます。

シナリオとは、その日のプレイによってつくられることになる物語の、ベースとなるものです。たとえば「ある王国があり、お姫さまがドラゴンに連れさられている」といった、基本的なシチュエーションと、ドラゴンが住んでいるのはどこで、そこ(たとえば山奥にある洞窟)には何があるのか、ドラゴンはどんな外見でどの程度の強さかといった、物語を進めていくうえで必要になりそうな情報を決めておきます。

これは、ゲームマスターがつくっておくのが基本ですが、すでに作成されたものが販売されていたり、ネットで手に入ったりしますので、それを利用しても構いません。

まとめ

  • -TRRGはすぐに始めることはできない。必要なものがある。
  • -ゲームの進行役・審判であるゲームマスター役が必要。
  • -ルールブックとダイスなどの道具が必要。
  • -遊ぶための時間と場所が必要。
  • -プレイヤーはキャラクターの作成、ゲームマスターはシナリオの用意が必要。
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